SEOを理解する
SEOとは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語で検索エンジン最適化という意味です。
Webサイトのユーザーに伝えたい内容をGoogleなどの検索エンジンが理解しやすいように最適化することです。
また、検索結果でより上位に表示されるようにする取り組みをSEO対策といいます。
検索結果が上位に来ることで、より多いユーザーをWebサイトへの流入させることができます。自然検索によるWebサイトへの集客はデジタルマーケティングにおいて重要な項目の一つとなります。
Googleを制すものはSEOを制する
現在、使用されている検索の92.26%はGoogleで、続いてbingが2.29%、Yahoo!が1.52%を占めます。
ちなみにYahoo!はGoogleと同じ検索技術を使用しているため、GoogleのSEO対策をすることで、94%近いユーザーに効果があると言えます。
ここで重要となるのがGoogleが掲げているSEOに関する10つの事実です。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
ここで注目すべきなのはこの10個の項目が何を指しているかだけでなく、Google自体が自然検索においてどうしていきたいかという点を考える必要があります。そのためにはGoogleの示すガイドラインもしっかりと理解する必要があります。
今までのSEOとこれからのSEO
GoogleはSEOの3つの評価基準を示しています。
・Needs Met(ユーザーの求める答えとの一致)
・Page Quality(ページの品質・信頼性)
・Usability(ユーザーの使いやすさ)
この3つの評価基準を従来、そしてこれからのSEOを考えながら説明していきます。
従来までのSEOは「ユーザーが求めるもの」を用意するということが重要でした。例えば、「引っ越し 比較」と検索すれば、引っ越し業者の比較がきっちりとWebページ内に存在することが重要でした。
特に重要だったことが、「検索キーワードからユーザーの意図を汲み取り、ユーザーが求めるもの」がWebページ内に存在することでした。この場合、「引っ越し 比較」で検索されると、ユーザーの意図は引っ越し業者の料金の比較かもしれませんし、引っ越し業者のサービスの比較かもしれません。この考えられる全てのパターンを網羅しているWebページを作成することで、ユーザーからも検索エンジンロボットからも評価されるWebページとなっていました。
これが、Needs Met、ユーザーの求める答えとの一致に値します。
2016年以降はこのNeeds Metを重視したSEO対策が取られているため、現在は情報網羅をしたWebページが多く存在しています。
そのため、現在重視されているのがPage Quality、ページの品質です。ここで重要となっているのが、Webページの情報が正しい内容かと言うことです。
Googleはページの信頼性をE-A-Tという3つに区分しています。
Expertise(専門性)
コンテンツ作成者が十分な専門知識を持っていることです。
この項目は特に重要すべきものです。ポイントはGoogleにその分野の専門家であるということが認知されることです。
Googleが公言はしていませんが、認知されるようにするには以下のアクションが重要です。
・受賞歴や専門的な資格をプロフィールページや著者情報として記載している
・特定の専門的な記事を公開している
Authoritativeness(権威性)
Webサイトやコンテンツ作成者がその分野で認知されているです。ここで重要となるには被リンクです。
例えば、他のWebページで引用として使用されていたり、SNS上で多くシェアされていたりするとWebサイトやコンテンツが高く評価されていることに判断されます。
Trustworthy(信頼性)
Webサイトやコンテンツが信頼できることです。
こちらはひたすらに優良なコンテンツを作成して結果として得られるものとなります。
基本事項として、プライバシーポリシーや運営会社ページの明記、お問い合わせフォームの設置、SSL化といったものは、網羅しておきましょう。
どのサービスでも同じですが、これからはユーザー重視へと変わって行っています。そして、Googleもよりユーザーを重視したWebページを評価し始めています。
ここでいうユーザー重視とはUsability、ユーザーの使いやすさ・満足度を重視していると言うことです。つまりは、良いユーザー体験が提供してるWebページこそ自然検索で上位にくるWebページになっていくと言われています。
GoogleはWebブラウザのGoogle Chromeによって、ユーザーのデータを匿名化して集計しています。
例えば、ユーザーがWebページに訪れて、見辛いと感じるWebページはすぐに離脱されてしまいます。その離脱したという情報を収集することでユーザー体験を確認でき、自然検索の結果に反映されていく可能性があります。
まとめ
今回はSEOについての紹介をしました。この内容はWebマーケターが行うSEO対策となりますが、プログラマーは別にHTMLの構造の最適化や構造マークアップなどのSEO対策を行う必要があります。
SEOはGoogleのアルゴリズムがアップデートする度に対応する必要がある上に、内容がはっきりとは分からないため、未知との終わらない戦いとなります。そんな中でもはっきりしているのは、ユーザーを満足できるコンテンツはGoogleに評価されているということです。
そのために、アクセス解析ツールやヒートマップツール、Google Search Console、順位チェックツールなどを確認して常に良質なコンテンツを提供し続けることが重要となります。
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