5分でわかるクラウド化
デジタル用語をたくさん目にする毎日ですね。
新しいカタカナ言葉のデジタル概念は日々生まれているので、全て理解することはかなり難しいと思います。
深い理解は難しくてもイメージを持つことは簡単です。広く浅く多くの概念のイメージを持ちましょう。
今回は、デジタル用語の中でも一番よく目にする「クラウド(クラウド化)」について簡単に説明します。
固定電話と携帯電話 ≒ 自前サーバーとクラウド
平成生まれの方々は物心ついた時には携帯電話が身近にあった携帯電話。
今では固定電話を持たない家庭が20代で約95%、30代で約80%になっています。(2020年総務省調べ)
今日のビジネスマンなら持ってない人は居ないでしょう。
携帯電話がここまで普及した最大のメリットは、やっぱりその利便性ですよね。
いつでもどこでも電話ができるというメリットが情報伝達の速度を飛躍的に向上させました。社会全体を大きく変えたと言っても過言ではないでしょう。
また、携帯電話はまさかのアクシデントにも強く、事故にあったらすぐ警察や救急を呼んだり、会社に報告できます。地震や台風などの自然災害などで停電してした場合、固定電話は動きませんが、携帯電話なら電池が持つ限り情報をやりとりできます。
クラウド化も、この「固定電話と携帯電話の関係」にそっくりなんです。
クラウド化をざっくりいうと、データの保存場所やシステムの実行場所を自社で準備したサーバーからインターネット上に切り替えるということです。
そして、クラウド化の最大のメリットは携帯電話と同じです。「いつでも、どこでも」データやシステムに触ることができます。
「結局仕事は事務所でやるんだからいいじゃないか」と思う方も中には居られるかもしれません。しかし「勤務時間内=事務所にいる時間」とは限りませんよね。外出する人もいるはずです。出先で事務所と同じことができるなら、出張時や客先での打ち合わせ後にありがちな、メモや自前のパソコンに一度控えて帰社後に再度入力という情報喪失リスクのある無駄も省けます。
また、万が一の場合にも自前サーバーとクラウドでは、クラウドに軍配が上がります。
自前サーバーでは、災害で物理的に接続できないというケースに対応できません。たまたま生じた停電でも使用できなくなります。
さらに、コロナウイルスの流行など、「社会的に事務所へ行けない」「出勤させられない」というケースにも対応できません。
クラウドであれば、上記ケースは問題になりません。さらに、万が一データセンターが物理的に破壊されても、別のデータセンターにも保存されているので喪失リスクは低いです。
これだけのメリットがあるため、携帯電話の普及と同様、クラウド化も進んでいるのです。
まとめ
今回は固定電話➡️携帯電話の関係を例に出してみました。「いつでも・どこでも」化と言ってもいいと思います。
固定電話を携帯電話にするようなもの、というイメージを持っていただけたら
「なんでクラウド化するんだ?」
から
「なんでクラウド化しないんだ?」
という考えに自然となると思います。
もちろん、固定電話にもメリットがあるように、自前サーバーにもメリットがあります。絶対にクラウドがいいとは限りません。
しかしながら、「いつでも・どこでも」化はどの領域でも進んでいます。携帯電話が電話の中心になったように、データ保存やシステムの中心もクラウドになっていくのは間違いないでしょう。
現在自社サーバーや特定のバソコンだけに集中して保存するといった方法でデータやシステムを運用しておられるなら、クラウド化を是非ご検討ください。
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