2020年12月10日

新規事業の立ち上げ方- オープンイノベーション活用法 –

投稿者: kgi_admin

新規事業の立ち上げポイント

新規事業の成功と失敗の境目はどこにあるのか?どうすれば成功確率を上げられるのか?経営者や担当者を悩ます永遠の課題です。0から1を生み出す活動は、知見も経験者も乏しい状態に挑戦するからです。

新規事業立ち上げにまつわる課題を集めると、ほとんどがヒト・モノ・カネ・情報に集約されます。つまり、この4要素の扱い方がわかると立ち上げ時の問題は最小化されるとも言えます。

4要素「ヒト・モノ・カネ・情報」の課題

ヒト

どんなスキルの人間に任せて良いかわからない、エース人材を既存事業から引き抜けない、任せられる立ち上げ人材がいない。

モノ

今まで築いてきた資産(特許や技術などを含む)を活用したいと思いつつもどのように活用して良いのかわからない。

カネ

どれくらい予算を確保して良いかわからない、あるいは予算がそれほどない。

情報

どんなプロセスで進めるべきか、どんな枠組み(フレームワーク)で取り組むべきか、どんな企画書を是として評価すべきか、わからない。

この4要素の内、悩みが多く出てくるのは【情報】と言われています。単純に言い換えると、「進め方のノウハウが無い」ということ。プロセスの構築や意思決定をするとき、ノウハウがあれば経営者と担当者の間に共通の認識ができやすいため、円滑に進めることができます。しかしこの土台が定まらないまま手探りで進行すると、雑多な意見がぶつかり合ってアイデアがまとまらず、何度も企画を作り直すことになる可能性が高くなります。その結果、新規事業が上手く立ち上がらないという事態に陥ってしまう会社が多いのです。

オープンイノベーションで新規事業の立ち上げ

オープンイノベーションとは

社内で閉じた研究を行うよりも、産学連携による研究開発を行うことで、スピーディーに多様な新技術を獲得し、イノベーションを起こすというのが当初のオープンイノベーションの考え方でした。

しかし現在では、新規事業創出におけるアイデアや人材活用、企業間の提携を含む幅広い外部リソースの活用と内部リソースの外部化をさすようになりました。

現在はオープンイノベーションの必要性を認識し、積極的に取り入れている企業が増えており、オープンイノベーションは注目の新規事業立ち上げ手法となっております。

オープンイノベーションの3つの手法

1 外部の経験・知見を活用するためにプロ人材の支援を仰ぐ

・アイデアを外から募集する

・立ち上げ人材を外から募集する

・外部の知見を使って事業を評価する

・プロフェッショナルとともにゼロイチに挑む 

2 生活者視点を取り入れるために顧客に協力を仰ぐ

・SNSコミュニティなどを利用したグループインタビューでアイデアのヒントをもらう

・ユーザーに実際にプロジェクトに参画してもらう

・ユーザーレビューを事業化につなげる 

3 ゼロイチができている事業を持ってきて一気にスケールさせる(大手企業が多い手法)

・技術提携・事業提携

・コーポレートアクセラレータプログラムの実施

・M&A

・CVC

まとめ

さて、今回は新規事業の立ち上げ方法でオープンイノベーションをご紹介しました。

大手企業やベンチャー企業だけと思われていた新規事業立ち上げも、現在では中小零細企業でも増えてきているとのデータが発表されております。

新規事業で手詰まりを感じている企業、アイデアはあるが事業化で悩んでおられる企業等々

オープンイノベーションで活路を開いてはいかがでしょうか。

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