RPAと人の作業の比較
RPA(Robotic Process Automation)とは
業務効率化・生産性の向上の切り札として導入されているRPA。
どんなものかというと、ロボットがパソコンの画面を直接操作してパソコン業務を実行すると言うものです。
定型業務・パターンが決まっていて例外が少ない業務はRPAの得意とするところです。
人間でもできるじゃん!といえばその通りですが、単純で繰り返しの作業というのは、集中力に限界のある人間ではどこかでミスが生まれます。
ミスを取り戻すための作業は、「ミスをしなければ生まれなかった作業」であるため、存在自体が非効率です。悲しいかな皆さんの周りでも頻繁に生まれていると思います。
今回は改めて、RPAの作業と人の比較にフォーカスしてみましょう。
人とRPAの比較
・費用
人間1人 :月々144,160円 (日本の最低賃金901円で計算)
RPA1端末:月々 25,000円
人を雇うコストと比較すると、1ソフトウェアのRPAの方が確実に安くつきます。
パソコン内で完結する作業であれば、人を雇うよりもRPAを導入した方が安くつきます。
・時間
人間1人 :1日8時間、月160時間
RPA1端末:1日24時間、月720時間
RPAはパソコンの電源を切らない限り、土日も深夜も関係なく作業ができます。
その日の集計・週ごとの集計などは、その日の深夜・その週の土日に回す事で、翌朝一番に現状の把握が可能です。
・確実性
人間1人 :最良の状態でも0.1%の確率でミスが発生
RPA1端末:設定ミスがない限りミスは発生しない
人間に数字の入力作業をさせた場合、0.1%でミスが発生すると言われています。
見積書・発注書・伝票入力などをで数字を入力する機会は非常に多いので、1人につき週に1回はミスが発生していることになります。
一方でRPAは設定ミス以外のミスはあり得ません。設定ミスも元々は人間のミスになりますので、ミスは人間によって引き起こされます。
・効率性
人間1人 :見積書の作成 10分/件
RPA1端末:見積書の作成 3分/件
人間の頭脳で考えて判断する必要のある内容ですとRPAにはできませんが、表をみながら単純に数値と言葉を当てはめるだけの書類作成であれば、RPAの方が確実に早く作成できます。RPAの作業時間の大半は、Excelファイルを開いたり、メールソフトを開いたりする時間です。
・成果
人間1人 :経験によりプラスアルファを追加できる
RPA1端末:設定した通り
新人の人であればマニュアル通りが精一杯ですが、ベテランであれば+αの対応をすることが可能です。
・できる事
人間1人 :パソコン業務以外も任せられる
RPA1端末:パソコンの中の作業以外できない
RPAはソフトウェアのため、ハードウェアの制約に縛られます。
RPAを導入したパソコン内に、機械や設備を操作する機能があればRPAでも操作は可能です。
しかしRPAには新しいビジネスモデルを作ったり、改善をしたり、交渉したりすることはできません。
RPAと人間のコラボレーション
人間とRPAの比較をしてみて明らかなのは、RPAに任せられる内容はRPAに任せた方がいいということです。1人のアルバイトを雇うよりも安価で人間の作業とは比較にならない成果を出すことができます。
RPAが登場して以降、人間に求められていることは変化しました。単純な作業はロボットに任せて時間を作り、より付加価値の高い成果を考えて出すことが人間の仕事になりつつあります。
RPAの導入を機にして、人を雇っている理由を再設定しましょう。
RPAの未来
RPAはAIと混同されがちですが、明確に違います。
RPAは前に進めと言われたら、例え見え見えの穴があっても避けずに落ちます。
AIは目的地を設定したら、状況に応じて考えるので穴があったら避けます。
自分で考えることができると言う点で、AIはRPAより人間に近づいています。
現状のAIは人間のように判断することはでき始めて来ましたが、まだまだ人間と同じように考えることはできません。
AIの発展により、将来的にRPAの中にAIが取り込まれることになると言われています。現在ではRPAでは対応できなかった作業もできることになるでしょう。
RPAは今後発展していくのは確実です。
RPAの導入には・・・
蛇の道は蛇といいます。
PRAを導入しようか検討するにしても、「この業務はRPA化できるのか」「どうすればRPAに任せられるのか」ということは、経験や知識がないと判断できません。
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