5分でわかるデジタルニューディール
どうもこんにちは!
最近の横文字言葉について、全くわからない人でもわかるように説明する試みです。今回はデジタルニューディールです。
ニューディールといえば、世界恐慌から脱却するためにアメリカが行った経済政策として小・中学校の社会で習ったと思います。
内容は金融・農業・公共事業と多岐にわたります。一番有名なのは、上の画像に代表される、雇用を目的としたダム開発などの大規模公共事業です。
ということは「デジタルニューディール」とは、仮想空間に大きなダムでも作るんかいな?もちろん、そうではありません。
令和2年の7月に発表された「経済財政運営と改革の基本方針 2020」で、はっきりと「デジタルニューディール」という言葉がでています。
「新たな日常」構築の原動力となるデジタル化への集中投資・実装とその環境整備 (デジタルニューディール)
参照:経済財政運営と改革の基本方針2020 について(令和2年7月17 日閣議決定)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2020/2020_basicpolicies_ja.pdf
上記のように書かれています。国による集中投資という部分がニューディール感ありますね。
ここで重要なのは「新たな日常」を目指していることです。
ニューディール政策の目的は「失われた日常を取り戻す」でしたが
デジタルニューディールの目的は「新たな日常」です。
ニューディールの目指すもの
「失われた日常」
デジタルニューディールの目指すもの「新しい日常」
では、集中投資で目指す「新しい日常」とは何でしょうか?いよいよ本題です。簡単に説明しますね。
①行政のIT化脱判子・脱書類・脱対面
脱判子・脱書類・脱対面
行政手続きをオンライン化します。
マイナンバーに免許や資格などの情報・機能を持たせます。
給付金の申請・給付も、もっとスムーズになります。
標準化・オープン化
官民の情報をオープン化してAI開発や企業活動に役立てます。また省庁と役所をデジタル的に連携させます。
実は、現在まで各省庁・各役所のシステムはそれぞれ独自で作られていて、連携できない・しにくい状態なんです。窓口で待たされる原因の一つでもあります。これが改善されるのはありがたいですね。
また行政のデータが入手しやすくなるのでビジネスにも役立ちます。
②DXの推進
企業のデジタルトランスフォーメーション推進・支援
企業間の電子取引化
IoT機器導入
AIの導入
ECによる非対面化
デジタルトランスフォーメーションという言葉を最近よく耳にしますが、これらはまさにその代表です。
現在のところ導入にはさまざまな壁があります。
検討しているけど費用面やノウハウで足踏みをされている経営者の方からすると、今後の政府の支援策から目が離せませんね。
社会のデジタルトランスフォーメーション推進・支援
2020年現在、一部のエリアでは5Gを使うことができていますが、まだまだ5Gの本領は発揮されていません。ちょっと速いだけという印象です。
全ての都道府県で5Gが使用できる状態になり、目玉である多数同時接続や超低遅延が達成されてこそ本当の5Gになります。
5Gを中心にしたネットワーク網を充実させて「誰もがデジタル化の恩恵を受けられる体制」を作ることが目標です。
まとめ
他にも働き方改革や少子化対策なども含まれています。デジタルニューディールで国が作ろうとしている「新しい日常」は決して遠い未来の話ではありません。
デジタルニューディールは、これから始まります。
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