オープンイノベーションでビジネスチャンスをつかむ
ビジネスチャンスをつかむ
お客様の困りごとを解決する案を思いついたり、商品のアイデアが生まれたり、ビジネスチャンス!と喜ぶことはありますが、アイデアだけではビジネスは発展しない。新しいアイデアを具体的に商品化し、市場に投入し、ビジネスを成り立たせるのは難しい。
なぜなら、開発にはお金と時間がかかるからです。
今の時代、「速く」市場投入できることがポイントとなっている。
それを解決する一つが「オープンイノベーション」と言われる手法。
先行き不透明な現在、この手法でビジネスチャンスをつかんでみましょう。
オープンイノベーションとは
企業が社内資源のみに頼らず、他社や大学、公的研究機関、社会起業家など、広く社外から技術やアイデアを集めて組み合わせ、革新的なビジネスモデルや製品・サービスの創出へとつなげるイノベーションの方法論のことです。競争環境が激しさを増す中、世界中に広がるリソースを積極的に活用して革新を促す「オープンイノベーション」は、企業にとって必須の戦略となっています。
自社の中だけで研究者を囲い込み研究開発を行う自前主義、垂直統合型のイノベーションモデルをクローズドイノベーションと名付けられました。
このような研究開発は、競争環境の激化、イノベーションの不確実性、研究開発費の高騰、株主から求められる短期的成果等から困難になってきた背景があります。そのため、大学や他社の技術のライセンスを受けたり、外部から広くアイデアを募集するなど、社外との連携を積極活用するオープンイノベーションをとる企業が増えています。一般的には秘密保持契約(NDA)を結んだ共同開発や情報交換から行うことが多いです。
オープンイノベーションで定義されているイノベーションは社内システムから人事制度、CSRまで多岐にわたり技術分野には限定されません。
また、イノベーションは分野が異なる融合であるほど、成功確率は下がるがより革新的とされています。
オープンイノベーションは成功する?
成功のポイントがあります。
1、メリット・デメリットを把握する
2、支援目的を明確にする
3、担当者を明確にする
この3つのポイントを押さえておけば成功率はグッと上がります。
現在は、大手企業はもちろん、ベンチャー企業同士でも新規事業をオープンイノベーションにより立ち上げられております。
どちらかと言えば、クローズドイノベーションによる成功体験の方が馴染み深い日本の中小企業の多くは、オープンイノベーションを実施していないというのが現状です。
成功のポイントを紹介
1、メリット・デメリットを把握する
自社では生み出せないリソースが得られるというメリットがある一方、情報や技術が社外へ流出しやすいというデメリットも伴われます。
導入前に効率の良いリソース収集のための計画立てや、情報流出防止のためのセキュリティ強化など、万全な対策で臨みましょう。
2、支援目的を明確にする
企業によって特徴や強みが違います。各オープンイノベーションにより支援目的が変わりますので、大手なのかスタートアップなのか目的に応じて見極めるのが重要となります。
3、担当者を明確にする
イノベーションを行うと一度決めた段階で、担当を決めて長い期間担当者を固定させ、窓口が誰か分かりやすい状況にしておくと、取り組みやすくなります。
まとめ
さて、今回はビジネスチャンスをつかむのにオープンイノベーション活用をご紹介しました。
新商品開発や新規事業で手詰まりを感じている企業、アイデアはあるが事業化で悩んでおられる企業等々
オープンイノベーションで活路を開いてはいかがでしょうか。
リスクや課題もあるオープンイノベーションですが、準備をしていれば、信頼できるビジネスパートナーを見つけ、新たなる航海に出る日も近いかもしれません。
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